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【FX】トルコリラのスワップ運用利回りは21.4%と高めだがちょい危険


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以前、検討中の手法の一つにキャリートレード(スワップポイントを目的とした長期保有)について触れたのですが、FX業者のサイトを見ていたらちょっとありかも!?と思い、ちょっと検証してみたいと思います。
www.superi.jp

現在のスワップと100万円で運用した場合の利回り

2019/3/14時点のメジャー高金利通貨(豪ドルトルコリラ南アランドメキシコペソ)のスワップは1万通貨あたりそれぞれ51円、120円、15円、15円となっています(スワップカレンダー|LIGHT FX(ライトFX))。
一見するとトルコリラのスワップが高く見えるのですが、価格が違うため注意が必要です。そこで100万円で各通貨を買った場合、年間いくらのリターンがあるのか比較したものが次の表です。

通貨ペア 現在レート 買いスワップ 100万円あたり購入通貨量 年間スワップ 年利
豪ドル/円 78.996 51 12,659 23,564 2.4%
トルコリラ/円 20.458 120 48,880 214,097 21.4%
南アランド/円 7.729 15 129,383 70,837 7.1%
メキシコペソ/円 5.800 15 172,414 94,397 9.4%

※為替レートは外国為替計算 - Yahoo!ファイナンスより取得。

なんと、トルコリラが利回り21.4%と最もよかったですねw
昨年の私の運用成績が18%だったので、スワップだけでみるとトルコリラのキャリートレードのほうが成績がよかったかも、という結論になりますねww
ご想像のとおり、金利が高いぶん何かしらのリスクがあるのが常です。具体的には、

  1. スワップポイント(金利)の変動
  2. 為替レートの変動

リスクが挙げられます。それぞれ過去どうだったか見ていきたいと思います。

過去のスワップポイント推移

次の図は2008年からのトルコリラ/円のレートおよびスワップポイントとその年換算利率を表しています。
f:id:ukichang:20190316170819p:plain
2008年のリーマンショック後は、利下げの影響からスワップポイントが減少し、利回りが10%を下回る状態がしばらく続きました。2015年後半には利上げが実施され、利回り10%を回復しています。そして2018年には通貨危機への対応のため更なる利上げが実施されており、利回りは20%代へと突入しています。2008~2019年での平均利率は10%でした。
このように、スワップポイントは10年の期間でも金融政策に影響されることが見てとることができ、現在のスワップがいかに高水準であるかがおわかりいただけるかと思います。

価格下落による評価損のリスク

金融政策によるスワップポイントの変動だけでなく、為替変動による評価損を被る可能性もあります。上記のグラフのレートを見ると、常に下落を続けていることが確認できると思います。唯一レンジであったのは2012~2015年の間の3年ほど。2008年のトルコリラは90円台、2019年現在20円で2割にまで下落しています。もし仮に2008年当時に100万円ぶんトルコリラを購入していた場合、80万円の評価損を背負うこととなります。レバレッジをかけてホールドしていた場合、ロスカットの可能性もあったわけです。
スワップの収益を考慮するとしましょう。もし2008年にトルコリラを100万円分購入した場合、11万通貨ぶん購入できます。スワップによるのべ収益は計算したところ約40万円ですので、建玉の評価損のほうが上回ってしまします。

それでもポートフォリオに組み入れるべきか

私なら今のところトレードの対象とはしないですね。
インフレが断続的に続いており、その影響による通貨の下落が止まる気配がないためです。
トルコ、2月のインフレ率19.6% (写真=ロイター) :日本経済新聞

スワップで稼ぐよりキャピタルゲインで稼ぐほうがまだ堅実そうです。